町長の部屋
高千穂町長の甲斐宗之(かいむねゆき)です。
本町は宮崎県の北西部、西に熊本県、北に大分県との県境を有し、九州の心臓部に位置する自然豊かな町です。山と渓谷からなる地形の中間に棚田が広がり、町内3箇所の棚田群が「日本の棚田百選」に選ばれています。
農林畜産業を基幹産業としていますが、記紀神話に記された天孫降臨の地として、また天岩戸開き神話の舞台としても知られ、神話にゆかりの神社や名所・旧跡が点在するほか、80メートル級の断崖、柱状節理が圧巻の名勝「高千穂峡」を有する宮崎県随一の観光地でもあります。
古くから地域に伝承される国指定重要無形民俗文化財「高千穂の夜神楽」は、本町観光資源の一つであると共に、町民の誇りともなっています。
また周辺自治体と共に、世界農業遺産「高千穂郷・椎葉山地域」、「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」という、2つの国際ブランドを取得しています。
本町は、大正9年(1920年)に町制を施行して以来、昨年100周年という節目を迎えました。熊本県嘉島町から本町を経由し宮崎県延岡市を繋ぐ九州の横軸「九州中央自動車道」も整備が進み、今年度「高千穂雲海橋道路」3.3キロ区間が事業化されるなど、高速道路へ寄せる期待も高まっています。
今後も、本町の持つ優位性を最大限活かしつつ、基幹産業である農林畜産業や観光業の振興、次代を担う子ども達の人材育成、福祉の充実、交通インフラの整備・拡充等に積極的に取り組みながら、世界に知られる活気あるまちづくりに取り組んで参ります。
町制施行100周年から新たな一歩を踏み出す高千穂町にご期待ください。
高千穂町長 甲斐宗之
更新日:2021年04月08日